「縛り屋、芦屋。」

    ARCHIVE PAGE: 2013年04月

    ユリカ02:私、自信が欲しいんです。

    とある駅の降り口から出てきたユリカは、華奢でオシャレな女の子だった。緊張する?と尋ねた私の方こそ、むしろ緊張してしまうくらいに。仕事が終わったあと、お腹が空いたら不機嫌になってしまうので、わかめうどんを食べようと思っていたのに、食べられなかったこと。彼氏はいないこと。その理由は、同世代の男性はちょっとね、ということ。私は仕事柄だけでなく、生来、愛想の良さは取り柄なのだが、彼女はその上を行くほどの自...