「縛り屋、芦屋。」

    ARCHIVE PAGE: 2021年03月

    咲奈02:でもやっぱりあの時に戻りたい

    ハタチの大学2年生となった咲奈は、半年前にあった時よりも確かに一歩、大人の女に近づいたように見えた。それは表情の余裕とか、少しだけ抜いた髪の色とか、胸がペタン子ちゃんであることを少しだけ気にしつつも、必要以上にコンプレックスを抱えた視野の狭さが見られないこととか。最後のは不要だったか。失敬。そして肌から立ち上る色香のようなものとか。無防備にも両わきを晒すことは女性にとってかなり恥ずかしい姿勢だ。そ...