「縛り屋、芦屋。」

彼女の最寄り駅前で待ち合わせの約束をし、落ち合った。
さすがに緊張気味の凛ちゃんではあったが、少し話をするうちに幾分落ち着いてきた様子だ。

　・緊縛の経験はゼロ。
　・でも、昔からそういうのにはあこがれがあったように思う。
　・たとえばアンパンマンのアニメ作中で、キャラクターが縄でグルグル巻きになっているところなど！
　・でも当然、そんなことは人に言ったことなどなかった。

うん、そういう感覚を持っている女性って、そこそこいらっしゃると思うよ、
とかそういう話をしているうちに、本当に気持ちがほぐれてきた凛ちゃん。

「どう？今日はどこまでの覚悟で来てみたの？たとえば、話を聞く/聞いてもらうつもりだったのか、
　気が許せれば、縛られてしまうことも考えてみたいのか・・・」

凛ちゃん、本当に和んだみたいで、芦屋さんさえ良ければ体験してみたい、そう言ってしまったのであった・・・。
さあ凛ちゃん。夢の緊縛ワンダーランド（©博多STさん）へと、レッツゴー！