「縛り屋、芦屋。」

初対面での緊縛は、私としては特に求めない。
お互いの、特に女性側にとってのリスクヘッジは大切だし、なによりリラックスできるまでの時間は物理的に必要だから。

だけれども、私と会って「どうする？」と聞かれた女性の多くは、緊張しながらも「今日、お願いします」といってくれる。
それは確かに嬉しいんだけれど、やはり私としては複雑な思いである。

と言いながら、私としては緊縛は楽しい/むちゃくちゃに気持ちいいと思ってもらいたいので、自分の性欲は後回しでも女性をイかせまくることに精魂を込める。
なんだか、私がご奉仕しているような気持ちになることも多いのですよ、コレが。


さておき、ホテルに着いた凛ちゃん。緊張しつつも、縛られる気は十分の様子で、シャワー、先にする？後にする？と聞くと、先に入ると答えた。


・・・彼女の後で私もシャワーを浴び、部屋に戻ると、ホテルのパジャマに着替えた凛ちゃんが待っている。
さて、始めようか。


初緊縛を迎える女性には、儀式として、今から彼女の自由を奪うロープを前にして正座をしてもらう。



うん、緊張しているね。指先がこわばっている。