「縛り屋、芦屋。」

　　咲奈。

真面目で穏やかな性格で、地方の進学校出身、関西の有名大学に通う１年生女子大生が、40男に麻縄でＭ字開脚に縛り上げられ、恥ずかしい玩具で責め続けられ、同級生の男達との拙い経験では到底味わえなかった快感の波に溺れ、もがき苦しんでいるさま、なのである。


ああっ、あー、いいっ、あ、あぁ～ん、・・・。

恥ずかしいことをするために作られた部屋の中に、恥ずかしい声が響きわたる。

この度、より執拗に責めてやろうと思っている私なのだ。体中の感覚が狂ってしまうくらいの世界観を彼女に植え付けてやることが、今日の私の目的の１つだからだ。

念入りに。陰湿に。執拗に。

咲奈のカラダを外界と隔てる皮膚全体にくまなく張り巡らされている触覚神経の全てが、脳に性感を伝えるようにするために。


その結果は、実に面白い。

クリトリスに刺激を与えていた電マを、乳首にあてがってみる。

あ"あ"あ"ぁ～！


その振動を乳首から脇腹に、腹部に、へそへと移動させる。
あーっ、いーっ！


下腹部を撫でるように
あー、だめーっ、いいぃ～！



この時既に、咲奈の全身は性器と化していたのであった。面白い。


咲奈の夢は叶ったのか。

彼女が私に送ってきたメールを思い出してみよう。

> 妄想ですか…
> やっぱり描いてるものはいつも同じで、
> 気づいたら体の自由を奪われたところからスタートしています。
> なんか、自分で書いていて恥ずかしくなりますね。笑
>
> 縛り上げられて、
> 身動きが取れなくなって、
> 玩具などでひたすら責められてみたいです。



おめでとう、咲奈。

でも、もう少し続けるよ。


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