「縛り屋、芦屋。」

綺麗なお姉さん、香奈の終章である。

香奈は、割としつけの厳しい家庭に生まれ育ったという。場合によっては叩かれるようなこともあったという。
怖いという感情のそばに、かすかな甘美を覚えていたという。

そんな少女が、今や綺麗なカッコいい23歳に育った。



=電マの激しい振動には潤滑剤が必要。ローションは適宜つぎ足しながら=




彼女はこともなげに言ったが、それは彼女にとって日常であることを示唆している。
いわく、街を歩いていたら見知らぬ男性から声をかけられることは多いそうだ。それだけなら、少し綺麗な女性であれば、そこまで珍しいことではない。

しかし香奈は、往々にして、女王様であることを求められる、という。見知らぬ男から。


・・・かっこよすぎるのだ。


しかし香奈の内面はその正反対。本当はもっと頼りたいのに。もっと虐げられたいのに。情け容赦なく嬲られたいのに。そう扱ってくれる人に寄り添いたいのに・・・。



=全てが終わり、放心状態。カラダのどこを触っても性感帯状態=




このたび、私は香奈の力になれたのだろうか。

私は優しそうに見える。少なくとも、ほとんどの人からそういわれる。内面もたぶん、優しいと思う。

香奈も私のことを、そう思ってくれているはずだ。
と同時に、彼女は私のことを、「芦屋さんって鬼畜！」と言った。ほう、そう思いましたか。面白い。

どれだけやめてくださいと懇願しても、一切聞き入れてくれない芦屋さんって、やっぱりドＳだ、そういうことだ。


「では、聞き返すけれど、あそこでやめた方がよかったの？」

「うーん。あの時は本気でやめてって思ったけど、今になって思えばもっと続けて欲しかったかも」

・・・うん。私が女の子に見てほしい境地って、そういうところなんだよ。





香奈は、本当に楽しかったみたいだ。後日のメールを紹介しよう。

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お会いするまで、ドキドキや上手にお話ができるかなどの不安も有りましたが、とても素晴らしいお時間を過ごさせて頂きました。 その上、縄とおもちゃまで頂いて…。
本当に本当に、楽しかったです。

社交辞令などではなく、とっても楽しかったですし、お話をしていて面白かったです。
時間が過ぎるのが早くて驚きました。
また、お会いして色々な事がしてみたいです。

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ということで、香奈さんのＭ性をさらに深めていくことになりそうだ。どこまで堕ちていけるのか、見届けることにしよう。

とりあえず、総集編をこなしていきますね。

　　　　=終=



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