沙希3「真っさらの女性を緊縛の道へ!」

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    USJデート、キャンセルというメールを送ってきた沙希。

    瞬間、落ち込みもした私だが、沙希は心やさしい子。
    じゃあ後日、どこか食事でも!というメールを送ると、すぐにOKという返事が返ってきた。

    うん、脈がなかった訳ではないね。変な落ち込みは不必要だ。



    ということで、食事デートの日になりました。
    彼女のオフィス最寄り駅前で待ち合わせ。私のクルマがすぐに分かった沙希は、助手席に乗り込んできた。

    「待たせてしまいました?ごめんなさい」



    彼女の家の方向になんとなくクルマを走らせながら、当たりさわりのない会話を楽しむ。
    テレビの話とか、まわりにいる人たちの話とか。
    いきなり緊縛の話もないのでね。どういうふうに話を切り出そうか。

    道中のレストランに入り、食事を。やはり、楽しくおしゃべり。
    芸能人の話など、うわぁ、ついていけへんわ、もうオッサンやからなぁ。えーそんなことないですー。みたいな感じで。

    食事が一段落し、コーヒーでも飲む? コーヒー飲めないんです。ミルクティーで。
    とかなんとか言っているところで、さて、そろそろ切り出すか。趣味の話ということで。


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