「縛り屋、芦屋。」

沙希と、いろいろと話をした。

テレビの話、取り巻く人間関係の話、趣味や好きな音楽の話、ひとつ年上の彼氏がいるはなし。


タイミングを見計らっていた私は、
食後のコーヒーをウェイトレスさんに頼んだタイミングで話を切り出すことにした。

趣味の話ということで。

「実はさ、趣味があってね。でも、ちょっと恥ずかしくてねー」
「え、どんな趣味ですか？」
「どうしようか、うーん、ちょっと言いにくいなぁ」
「教えて下さいよー」
「そうだ、iPhoneに画像がある」
「見せて見せてー」
「いや、でもあかん。絶対にひくから」
「えー大丈夫ですよー。みせてー。」

こういうやり取りの結果、画像を見せないという結論はあまりに無粋。
というか、見せるつもりでもったい付けている。
私は「見せない」と言ったけれど、沙希の方が「それでも見たい」と言ったという心理的効果を狙っているのだ。


ここで、見せるべき画像の温度には注意が必要である。
間違ってもこんな画像は見せてはいけない。

この日、見せるために選んだ画像は、私がここ数年間でもっとも気に入っているもので、かの博多ＳＴさんのサイトから無断で借用した画像である。有効活用させて頂いております。この場をお借りして御礼申し上げます。


・・・続く！