ユリカ04:私、自信が欲しいんです。

    Categoryユリカ20歳:私、自信が欲しいんです。
    ユリカがシャワーから出てきた。ホテルに備え付けのシンプルなパジャマをまとっている。メイクは落としていない。彼女のプライドなのだろう。それも、良いと思う。

    かわって私もシャワーを浴びてきて、いよいよスタートである。


    ダブルベッドの上に赤いロープをいくつも並べる。

    「ベッドの上に正座して」

    「正座するんですか?」

    「うん。初めての儀式だよ」

    ということで、ユリカ20歳、ファーストショット。




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    ・・・なにも泣かなくても・・・。





    いやいや、泣いている訳ではなくて、アイマスクを着けているのである。

    最初のメールにこうあったのを、覚えておられるだろうか。
    「いざ、そういう行為の時に見られる事にコンプレックスがありました」

    こういう時、自分がなにも見えないことで案外落ち着けるものである。100円ショップで買える安心感だ。


    さあ、今からこのロープで縛られてしまうんだよ。・・・と思っても、彼女には見えていないのだけれど。

    ごたくはさておき。ただでさえ性的経験値の低いユリカのこの緊張が、伝わるだろうか?

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